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~オンセントリオCD発売記念ライブ~at Sweet Rain

4月20日(金)のSweet Rainのライヴは、「オンセントリオCD発売記念ライブ」。
メンバーは、岩見継吾(B)、栗田妙子(P)、池澤龍作(Ds)、さがゆき(Vo)、本田コン(G)。

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オンセン・トリオの紹介をディスク・ユニオンのブログから少し引用させてもらうと下記のようになります。

「2006春、岩見継吾が2人を呼んでセッションをしたときの衝撃をきっかけに結成される。
結成5年を迎え、その演奏、即興アンサンブルには 『リズムを引っ張り合いながら立体的に構築されると同時に潔く破壊されるグルーヴ~色鮮やかな、時にモノトーンの様な音色と音響で構成されるサウンドシェイプと共に、様々な表情をみせる普遍的メロディ』が同居している」

といった感じで、今までは「フリージャズ系の即興バンド」といった紹介をされることが多かったと思うが、今回の新作では、あの摩訶不思議ボーカルのさがゆきさんをゲストに迎えて、CDのジャケットと同じようなPOPさとアヴァンギャルド・インプロが同居した、素晴らしいライヴ・バンドに変身(進化かな)したと感じました。

2011年7月29日にオンセン・トリオがSweet Rainに初出演した時のブログでは、「身体を揺さぶる岩見さんのベース、繊細に音楽に彩色する池澤さんのドラム、独特のメロディーラインと節回しが心地よい栗田さんのピアノ、この3者の絶妙の絡み合いが素晴らしい。是非、またご出演していただければばありがたいなと思います。さらに進化した姿を見せてください。」と書いていますが、今回のライヴでは、基本的な骨格はそのままですが、そこにさがゆきさんが加わることで、見事な進化を聴かせてもらいました。

動のさがゆきさんと岩見さん、静の栗田さんと池澤さんといった基本構造で、外に引っ張りはじけ散るような力と、ぐいっと内側に引っ張る力が微妙に均衡しながら、楽しくも緊張感のある音楽が展開されたのでした。
そして、そこに本田コンさんの浮遊するようなギターが絶妙の味付けをします。

オンセン・トリオ、今、最も注目すべきジャズの一つです。
そして、その最良の部分はライヴで聴くことができる「ライヴ・バンド」だと思います。
是非、ライヴで楽しんでください!(CDでじっくり聴いてからライヴを観ると楽しさ100倍!)

さて、次回のオンセン・トリオの出演は只今調整中ですが、栗田妙子さんさがゆきさん、そしてそこにあのクラリネットの土井徳浩さんが加わったトリオでの出演が5月26日(土)にあります。
これも楽しみです。
ご予約お待ちしています!









Sweet Rain開店2周年でライヴが充実!

Sweet Rainは11月11日で、おかげさまで開店2周年を迎えます。
皆さまのご愛顧に感謝いたします。

11月は開店2周年スペシャル月間として下記のようなキャンペーンを11月1日~30日までおこないます。
是非この機会にご来店ください。

◆ジャズの名盤の中古CDやファースト・ドリンク無料券が当たるお楽しみ抽選(はずれでもお菓子が当たります!)
◆5回ライヴにご来場いただくと1回無料でご覧になれる特典付きのライヴ・メンバーズ・カードの発行

開店2周年記念ライヴ第一弾は下記のようなラインナップです!
ご予約お待ちしています。

11月4日(金) ベテランが織りなすオーソドックスで熱いジャズ
清水くるみ(P)  津上研太(As)  工藤精(B)  力武誠(Ds) MC:2,500円

11月5日(土)  刺激的なフリー・ジャズの世界
飯塚知(As)  阿部紀彦(P)  石井康二(B) MC:2,000円

11月8日(火) ガーシュインの曲だけを演奏するトリオ
ガーシュイン・トリオ  清水くるみ(P)  米木康志(B) 原大力(Ds)MC:2,500円

11月10日(木) 鉄壁のトリオによるコンテンポラリー・ジャズ
~Boys トリオ~  金澤英明(B)  石井彰(P)  石若駿(Ds)MC:2,500円

11月11日(金) 若手の最注目プレイヤーが集まりました
ピアノトリオG +1 楠井五月(B) 菊池太光(P) 福森康(Ds) 松井宏樹(As) MC:2,000円

11月12日(土) 楽しくスウィングするジャズ・ボーカル
渡辺明日香(Vo)  稲葉国光(B)  岩崎佳子(P) MC:2,500円


栗田妙子・土井徳浩デュオ at Sweet Rain

9月23日(金)のSweet Rainはピアノの栗田妙子さんとクラリネットの土井徳浩さんのデュオ。

土井さんはSweet Rain 初登場の若手注目株のクラリネット奏者です。

この日は、是安さんの訃報が飛び込み、なんだか沈んだ心模様の中でのライヴとなった。

プロだから状況に関係なく普段通りの演奏をするものだと言う考え方もあるだろうけど、僕は音楽というのはその時々のミュージシャン、そしてオーディエンスの心を反映するものだと思う。
悲しい時には悲しい音が、虚しい時には虚しい音楽が響き渡るものだと・・・

栗田さんのピアノは深く沈みこむようなサウンド・・・いつものような軽やかさは余りないけれど、しかし、力のこもった音色で、お馴染みのオリジナルを披露してくれた。

土井さんのクラリネットは非常にモダンでコンテンポラリーなサウンド。
クールで鋭利、現代音楽風室内楽ジャズとでも言えばよいであろうか。

僕は個人的にはジミー・ジェフリーを思い出した。
あの有名な真夏の夜のジャズの冒頭で、ポール・ブレイ、スティーブ・スワロウを従えてのトリオのサウンドを。
あと、MJQとジミー・ジェフリーの共演アルバムを。

クラリネットだからということで、スウィング系の音楽を期待して聴くとちょっと肩すかしをくったような感じになるかもしれないが、栗田さんとの相性は悪くない。

最後に、前回、栗田さんがさがゆきさんとデュオでやった曲を2曲演奏したのだけれど、それを聴きながら、次回は栗田さん、さがさん、土井さんのトリオが聴いてみたいな、などと思った。


芳垣安洋さんのドラムは繊細に柔軟に・・そして時々爆発

8月26日のSweet Rainはかみむら泰一さん(Ts、Ss)、是安則克さん(B)、芳垣安洋さん(Ds)のトリオです。
かみむらさんはSweet Rainが強力にレコメンドするサックスです。
優しさに満ちた音色と、独特なフレージング。かなりフリーキーなアプローチなんだけど、自らを閉ざすことなく、知らないうちにリスナーの心の奥深くに潜り込んでくるような音楽。
とにかく、大好きです。

そして、今日はいつも以上にアバンギャルドでフリーキーな演奏で、張り詰めたような緊張感の中、魂を揺るがすパルスを発信し続けました。
是安さんのベースはいつものように重く沈みこみ、鬼気迫るものを感じました。
そして、Sweet Rainは初登場の芳垣さんのドラム。
繊細で柔軟なスティックワークで音楽を支配しながら時々爆発して、かみむらさんを煽ります。
すべての音を聴きながら、そして、かみむらさんや是安さんの心の中までも見据えたような冷静さで音の空間をつくっていきます。
その柔軟さはブライアン・ブレイドのようでした。そして爆発はクリス・カトラーを思い出させました。

この日は、かみむらさんのオリジナル曲のプログラムだったのですが、その作曲センスも素晴らしいと感じました。
特に「秋の歌」(かみむらさん、曲名間違ってたらごめんなさい)という曲では、ショーターとブライアン・ブレイドが目の前で演奏しているのではないかと思ってしまいました。

こんなライヴを、もっともっと多くの人に聞いてもらいたいと切実に感じました。
今回はちょっと寂しいお客さんの数だったのですが、次回はなんとか満員になってもらいたいです。
プロモーション頑張らないと・・・

*芳垣さんは僕の関西学院大学の軽音の先輩です。僕がC年の時に芳垣さんはE年で、その上手さ、才能は当時から群を抜いていました。その時代の先輩は才能ある方が多く、北川潔さん(B)や野崎正紀さん(Ds)などが活躍されています。
ライヴ終了後は、そんな昔話をさせていただき、なんだか懐かしくも幸せな気持ちになったのでした。大学の時もう少し真面目にやれば・・・きっと真面目にやっても上手にはならなかったでしょうが満足感が違ったような気がします。

MARCIN WASILEWSKI TRIO マルチン・ボシレフスキ・トリオ / FAITHFUL

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Slawomir Kurkiewicz (double-b) 、Michal Miskiewicz (ds)とのレギュラー・トリオでのECM3作目となる新譜です。

MARCIN WASILEWSKIは、マヌ・カチェの作品やトーマス・スタンコの作品でのリリカルなプレイを耳にした時から、気になるピアニストでした。

美しい音色とリリカルな歌い方は、僕の大好きなボボ・ステンソンを彷彿とさせますが、そこに北欧のピアニストとは違った、クラシカルな響きも加わるところに大きな魅力を感じていました。

そして、この新作も、期待をはるかに超える、まばゆいばかりに美しい作品に仕上がっています

選曲は、Marcin Wasilewskiのオリジナル5曲と Paul Bley, Hermeto Pascoal, Ornette Coleman, Hanns Eislerなどのコンテンポラリー・ジャズ・クラシック、さらにスタンダード1曲など幅広い内容。

まだ全員が30歳代と若いのですが、このトリオでの活動は18年になるということで、非常に完成度の高い作品です。

スローな曲でのシンバルのさざ波のようなざわめき、早いテンポでの冷たい疾走感、そして、研ぎ澄まされたリリシズムと爆発する寸前の巨大なエネルギー、まるで雪解け水が集まった大河のようなエネルギーを感じさせるピアノ。

これを聴くと、心が浄化される・・・そんな気分になれます。



プロフィール

マスターDH

Author:マスターDH
マスターDHです。
普段はマーケティングコンサルタントとして働き、週末は中野のジャズダイニングバー「Sweet Rain」で居るだけマスターをしています。ジャズ、プログレ、クラシック、民族音楽と雑食性ですがかなり偏食でもあります。今だに、コニッツのようにアルトを吹くことを夢見ています。

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