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キース・ジャレット/マイ・ソング

Jan Garbarek(ts,ss)、Keith Jarrett(p)、Palle Danielsson(b)、Jon Christensen(d)のヨーロピアン・カルテットによる1977年録音の第2作。

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大学1年生の時に、初めてこのアルバムを聴いたときの感動は忘れられない。
1曲目のQuestarでの暖かい音色のキースのピアノによるイントロ。そして、ガルバレクのテナーがタラララーララ ターラララと歌い上げるメロディがなんと愛と暖かさを感じさせたことか!
秋の空のように明るく爽やかで透明。
2曲目のマイ・ソングでは愛らしいキースのイントロから、またガルバレクのテナーが優しくメロディを歌い上げる。バックのキースのアルペジオが清流のように美しい。
3曲目のTABARKAでは、クリスチャンセンの繊細なシンバルワークが素晴らしい。キースの唸るような歌い声も心なしか今よりも澄んでいるような・・・そして、キースの天まで登りそうな長いフレーズを弾き切るアドリヴは最高にかっこいい。
4曲目のカントリーも暖かで長閑な気持ちにさせてくれる。
この幸福感はなんだろう?生まれたばかりの赤ん坊のような柔らかい感触と、無限の可能性と、明日にでも消えてなくなるかもしれない無情さ・・・そんなことを感じる。
5曲目のMANDALAでは、ややフリーキーなリズムで心の奥深くを揺さぶられます。でも、深い深い湖のように表面は波立つことはありません。
そして、最後のザ・ジャーニー・ホームでは、激しい夕立の後の空に浮かぶ夕陽のような風景を思わせるサックスのメロディーから、うきうきと楽しくなってしまうような、収穫のダンスのような幸福なリズムが生まれ、その上でキースのピアノが、そしてガルバレクのテナーが天真爛漫に歌います。

仕事が、そして、人生が行き詰った時の心を癒してくれる1枚。

秋の青空を突き抜けて、心だけがどこかを浮遊してしまいそうです。

明日は生きていないかもしれないと言うことが無常ということだとしたら、この作品は、完全なる無常の中における一瞬の幸福を僕に感じさせてくれます。

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マスターDH

Author:マスターDH
マスターDHです。
普段はマーケティングコンサルタントとして働き、週末は中野のジャズダイニングバー「Sweet Rain」で居るだけマスターをしています。ジャズ、プログレ、クラシック、民族音楽と雑食性ですがかなり偏食でもあります。今だに、コニッツのようにアルトを吹くことを夢見ています。

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