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騒恵美子さん追悼ライブ at Sweet Rain

1123日(水)のSweet Rainのライヴは、騒恵美子さんの追悼ライブでした。

Sweet Rainにいつも出演いただいている板倉克行さん、そしてSweet Rainのママも恵美子さんと若い時から親しくしていたということで、追悼ライヴにしようということになりました。
ママがまだ若いころに、当時ママがアルバイトをしていたジャズの店に、恵美子さんは近藤等則さんを連れて「素晴らしいミュージシャンだから」といって紹介に来たそうです。そして、それから時々「騒」に行くようになり、付き合いが始まり、阿部薫も一度だけ聴いたことがあるそうです(阿部薫は良い悪いではなく、怖かったそうです)。

僕はお会いしたことはないのですが、恵美子さんはいつも僕のブログを読んでいて下さり、心強いコメントを寄せてくれていました。

さて、メンバーは、板倉克行(P)、梅津和時(As)、森順治(As)、飯塚知(As)というアルトサックス3本に、後半はドラムが加わり、途中、飛び入りでソプラノサックスや詩の朗読が入るという、いつもながらにアバンギャルドな展開でした!
アルトサックスが3本と言うのは、やはり阿部薫を意識してということだったのでしょうか・・・

1曲目に梅津和時さんが追悼の曲を吹いたのですが、最初の1音を聴いたときに、なんとも表現の出来ない驚きを感じました。
実に大きな音です。しかも、ただ鳴り響くだけのビッグトーンではなく、ぎゅっと密度の高い引き締まった音。今までに聴いたことのないアルトサックスの音でした。
僕だけではなく、あの日Sweet Rainにいた多くのお客様がノックアウトされたみたいです。
昔、生活向上委員会のライヴは何度も行って、梅津さんの音は聴いたことがあるのですが、Sweet Rainのような狭い空間で聴くとまた違った感覚があるのだと思います。

森さん、飯塚さんのアルトも、梅津さんの衝撃との正面衝突を避けながら、実に素晴らしい味を出していました。独特であり、有り時なるだとはこういうことを言うのだなと感じました。

そして、皆に触発され板倉さんのピアノもいつも以上に真剣になっているような気がしたのでした。

12月に発売される「ライブ・アット・騒(GAYA) - 阿部薫、鈴木いづみ、フリージャズメンとの日々(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/JZ111031-57)」の生原稿の朗読もあり、昔の写真を集めたアルバムを見ながら、熱い時代を懐かしく、そして現代に手繰り寄せるように思い出しながら、いつしかフリーキーな夜は更けていった。

予定調和することなく、喧騒と訳の分からないぶつかり合い、誰にも分からない理屈と気難しい気分のカオスのなかで生まれたであろう「芸術」に思いを馳せることが一瞬だけでもできたような気がします。

後に残ったのは、なんとなく殺伐とした70年代末の感覚。
芸術って楽しくて、美しくて、立派なものじゃないんだなと言う・・・

騒恵美子さんのご冥福をお祈りします。











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プロフィール

マスターDH

Author:マスターDH
マスターDHです。
普段はマーケティングコンサルタントとして働き、週末は中野のジャズダイニングバー「Sweet Rain」で居るだけマスターをしています。ジャズ、プログレ、クラシック、民族音楽と雑食性ですがかなり偏食でもあります。今だに、コニッツのようにアルトを吹くことを夢見ています。

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