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ジャズ喫茶を経営するとは何だろう?

Sweet Rainを開店して約2年5カ月。

延べ数千人のお客様にご来店頂いている。
そのお客様に何か価値や喜びを提供できただろうか?
少しでも出来たとしたら、そんなに喜ばしいことはない。

しかし、経営としては余り儲かっていない。何かが違うのである。

確定申告もあって、昨年1年間の業績を分析してみた。

月別の売上・客数・利益の動向、客単価の推移、固定費の比率、変動費の比率、ドリンク・フードの売上構成比、それぞれの原価率の推移、曜日別の客数・売上高の傾向、ライヴの出演者別の観客数の動向・・・などなど。
職業柄、分析は得意である。

色々と考える。

・客単価は3000円。これは計画通り。

・客数は計画の80%程度。特にライヴのない日の客が非常に少ない。一番少ないのは月曜日。

・男女比は圧倒的に男性が多い。平均年齢はおそらく50歳前後。もっと女性に、若い人に来て欲しい。

・ライヴのお客さんとバー&ダイニングのお客さんは、一部常連のお客様を除いて違う。ライヴのお客さんが普段のバー営業の日に来るということはほとんどない。

・ライヴの出演者別の観客動員数を見ると、お客さんの入らないミュージシャンはある程度決まっている。では、観客を呼べるミュージシャンを探してどんどんブッキングし、余り集客のできないミュージシャンはブッキングしないようにするのか?
小売業の常識では、売れ筋を集め、死に筋をカットする。
しかし、ジャズ喫茶は小売業ではない。
客の入らないライヴは断固として「死に筋商品」ではない。素晴らしい演奏なのである。
売る努力と工夫と作戦が足りないのである(店もミュージシャンも)。
売りやすいものだけを売るのはダメだ。
また、ミュージシャンの集客力に余りに頼っていては店がダメになる。
百貨店がテナントの販売力に依存し過ぎて、小売業としての力を失い場所貸し業になってしまったように。

そもそもなぜジャズ喫茶を始めたのか?
ただお金を儲けたいだけならジャズ喫茶なんかやらない。

ジャズ喫茶とは何だろう?僕の心にあるジャズ喫茶とは?
ジャズはある意味「感動する音楽」のメタファーである。
「感動する音楽」と出会う「心地よい場」がジャズ喫茶だと思う。
そこには独特な文化的雰囲気がなければいけない。
絶対にいけない。しかし、Sweet Rainには・・・ない・・・不足している。
その独特な文化的雰囲気を作ることがジャズ喫茶を繁盛させるポイントだと思う。
それはジャズ喫茶オーナーのジャズに対する知識や専門性の深さ、ジャズを愛する心・・・そして人柄がつくりだすものだ。
僕にはそんな能力や人柄はどうやらなさそうである。ママにはある程度ある・・・ような気がする。。
だいたい、週末と夜遅くに店に来るだけで自分の色をつくれると思っていたことが甘い。
中途半端である。
「ひたむきさ」・・・これが僕には欠けているのだと思う。
反省。
もう少し続けたい。それでもダメなら諦める。
今、諦めたらきっと死ぬときに後悔する。
自分の思い描くジャズ喫茶のマスターになった時、後悔なく死を迎えることができると思う。
まだ諦めたくはない。もう少し・・・

でも、もう少し、もう少し・・・と思っているうちに「死にたくないよー」と心の中で叫びながら死ぬんだろうな。
それは今日かもしれないし、10年後かもしれないが・・・

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プロフィール

マスターDH

Author:マスターDH
マスターDHです。
普段はマーケティングコンサルタントとして働き、週末は中野のジャズダイニングバー「Sweet Rain」で居るだけマスターをしています。ジャズ、プログレ、クラシック、民族音楽と雑食性ですがかなり偏食でもあります。今だに、コニッツのようにアルトを吹くことを夢見ています。

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