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「すべてがダメなら分厚い報告書を書く」

もう20年も前、私が経営コンサルタントとしての修業を始めたころに、その当時、勤めていたコンサルティング会社の上司から言われた言葉を今でもよく覚えている。

経営指導に行ったら、まず、「実績を上げろ!」
しかし、経営環境等によってはどうしても実績が上がらない時もあるだろう。
その時は、「社風を変えろ!」
「あのコンサルタントの先生がきてから、なんだか社内が生き生きしてきたなと感じさせろ」
それもできない時は・・・・
とにかくクライアントの要望にはすべて答えて多量の業務をこなし、様々なサービスを提供し、
「これだけのコンサル・フィーでこんなに分厚い報告書を書いてくれるのか!と驚かれるような分厚い報告書を毎月書け!」と。

その後、私はシンクタンクで数多くのコンサル案件やリサーチ案件をおこなってきたが、このことはある程度、何をやっても当てはまるような気がしている。
例えばリサーチ案件における実績とは、「リサーチターゲット」、「リサーチ手法」、「分析手法」の3つのうちの最低1つに新規性があることだと私は思っているが、残念ながら、ごくたまにこれらのどこにも新規性を生み出せない場合があった。
しかし、納期は迫る・・・
そういった場合は、とにかく出来るだけの時間を投入して膨大なデータを集めて、あらゆる角度から分析し、分厚い報告書を作成する。これが、コンサルタントとしての最低限の良心だと思う(逃げでもあるが)。

何かでコンサル会社に案件を依頼した時に、調査報告書が余りに立派で分厚い時は用心して下さい。たいていの案件ではシンプルで薄い調査報告書の方が中身は詰まっているものだと、私は思うのです。

さて、これはジャズのライヴにおいてもなんとなく当てはまるように思える。
自分の表現したい音世界が明確に目の前に広がり、それを表現できるだけのテクニックもある場合には、自然と観客を引き込むような音楽が生み出されるだろう。しかし、たまに調子が悪くて、何もアイデアが浮かばない時は、テクニックを総動員して、或いは爆音で、あるいは奇抜なアプローチで観客の度肝を抜くと言った方向に逃げる、といったこともあるのではないだろうか。しかし、それも聴きに来て下さった観客を満足させようとする最低限の良心ではないかと思う。
ミュージシャンの皆さま、それは全然違うなどと怒らないでください・・・経営コンサルタントの現場からの無理やりのアナロジーです。
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マスターDH

Author:マスターDH
マスターDHです。
普段はマーケティングコンサルタントとして働き、週末は中野のジャズダイニングバー「Sweet Rain」で居るだけマスターをしています。ジャズ、プログレ、クラシック、民族音楽と雑食性ですがかなり偏食でもあります。今だに、コニッツのようにアルトを吹くことを夢見ています。

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